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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

安倍首相「自殺した財務省職員の手記を読んで、本当に胸が痛む思いだが、再調査はしない」。麻生財務大臣「まだ読んでないからよくわかりませんが、再調査はしない」。国民「どっちもどっちやな!(怒)」

2020年03月20日 | #安倍晋三が諸悪の根源

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 「人でなし」とはこういう人たちのことを言うのだなあと、つくづく感心しました。

 森友学園に関する公文書を改ざんさせられて自死された、財務省近畿財務局の職員赤木さんの手記(遺書)が公開されて、この事件の再調査を求められた安倍首相と麻生財務相の言い方が、お二人の特徴とお人柄をよく表していました。

悪い奴ほどよく笑うなあ。本当にこの人達が真っ青になるまで追及しなかったら、この世は闇やで。

 

 

 安倍「真犯人」晋三首相

「痛ましい出来事であり、本当に胸が痛む思いだ。改めてご冥福をお祈りしたい」

「もとより改ざんはあってはならず、再発防止を徹底していくものと考えている。国民の皆さんの信頼を揺るがす事態となってしまったことに対し、行政の長として、大きな責任を痛感している。改めて国民の皆さまにおわびを申し上げる」

「検察が捜査を行い、結果が出ている。財務省でも、麻生大臣のもとで、事実関係を徹底的に調査し、明らかにしたところだ」

 もとより改ざんはあってはならず、って、この人とお連れ合いの昭恵さんの名前を消すために改ざんしたんだから、この人が佐川局長に指示を出して、佐川局長が赤木さんに改ざんさせたに決まってるんですけどね。

この人のこの発言をかばうために、人が死んだんですよ。

 

 

 

 麻生「直接の責任者」太郎財務大臣

「残されたご遺族の方には謹んでご冥福をお祈りする。ご遺族の方が国を提訴したということは報道を通して承知しているが、手元に訴状が届いていないのでコメントすることは差し控えたい。当時、ご遺族に対して極めて丁寧に対応するよう指示した」

「文書改ざんの一連の問題は、捜査当局の調査とあわせて、財務省として説明責任を果たすという観点から調査を尽くした。

 まだ読んでいないのでわかりませんが、手記に基づいて新たな事実が判明したとは考えておらず、調査報告書との間に大きなかい離があるわけではないので、再調査を考えているわけではない」

 NHKの記事では、この言葉が抜けてますが、この人はさらに凄くて、手記をまだ読んでないからまだよくわからないが、ってはっきり言ってました。

 手記を読んでいないのに、手記に基づいて新たな事実が判明したとは考えないっていうんですから、サイキック(超能力者)かよ!

 亡くなった方とご家族のことをこれほど愚弄する発言もないでしょう。

ほんとに真面目さが感じられない。ある意味、演技する安倍首相の方がマシなのかな。

 

 

 遺された赤木さんのお連れ合いの昌子さんは、夫俊夫さんの死後、麻生大臣に弔問に来てほしいと財務省の職員に伝えたのだそうです。

 ところがその後、麻生大臣が

「遺族が来てほしくないということだったので伺っていない」

と国会で答弁しているのを見て

「私、そんなこと言ってないのに…」

と唖然としたそうです。

 そして、麻生氏の今回の再調査拒否については、一言。

「悲しすぎる」

と。

 日本って素晴らしい国だという人も多いですが、私はつくづく不人情な国に生まれちゃったもんだなあと慨嘆せずにはいられませんね。

いい顔して笑いながら、楽しそうに、よくこの記者会見をできるものだなあ。

 

 

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森友学園事件。近畿財務局職員の自死について「人が死ぬほどの問題じゃないんですよ」と言い放った三浦瑠麗女史が、遺書が公表されても沈黙したままの件。

 

再調査したらこの人達に都合の悪いことがボロボロ出るかもしれないから再調査しない。

さすがに我々国民もそれをわかっているんだから、もうこの人達を支持したり、投票したりするのはやめませんか。

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安倍首相「改ざん 改めておわび」再調査には否定的な考え

2020年3月19日 18時35分 NHK

「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことについて、安倍総理大臣は、参議院総務委員会で、再調査を求められたのに対し、財務省で徹底的に事実関係を調査したなどとして否定的な考えを示しました。

この中で、安倍総理大臣は、「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことについて、みずからも手記を読んだとした上で、「痛ましい出来事であり、本当に胸が痛む思いだ。改めてご冥福をお祈りしたい」と述べました。

その上で、「もとより改ざんはあってはならず、再発防止を徹底していくものと考えている。国民の皆さんの信頼を揺るがす事態となってしまったことに対し、行政の長として、大きな責任を痛感している。改めて国民の皆さまにおわびを申し上げる」と述べました。

一方、国民民主党の森本真治氏が、「亡くなった職員の無念の思いやご遺族の気持ちに対し、しっかりと再調査をすることが重要だ」と指摘したのに対し、安倍総理大臣は、「検察が捜査を行い、結果が出ている。財務省でも、麻生大臣のもとで、事実関係を徹底的に調査し、明らかにしたところだ」と述べ否定的な考えを示しました。

 

 

「森友学園」問題 「再調査 考えていない」麻生財務相

2020年3月19日 12時25分 NHK

「森友学園」をめぐる問題で自殺した近畿財務局の職員の手記が公表されたことについて、麻生副総理兼財務大臣は、閣議のあとの記者会見で、財務省がまとめた改ざん問題に関する調査報告書と大きなかい離はないとして、再調査を行う考えはないことを明らかにしました。

この中で、麻生副総理兼財務大臣は「残されたご遺族の方には謹んでご冥福をお祈りする。ご遺族の方が国を提訴したということは報道を通して承知しているが、手元に訴状が届いていないのでコメントすることは差し控えたい。当時、ご遺族に対して極めて丁寧に対応するよう指示した」と述べました。

この問題をめぐっては、財務省はおととし調査報告書をまとめていますが、麻生大臣は「文書改ざんの一連の問題は、捜査当局の調査とあわせて、財務省として説明責任を果たすという観点から調査を尽くした。手記に基づいて新たな事実が判明したとは考えておらず、調査報告書との間に大きなかい離があるわけではないので、再調査を考えているわけではない」と述べました。

 

 

「悲しすぎる…」森友で自死職員の妻 麻生財務相「再調査せず」発言に

相澤冬樹  | 大阪日日新聞編集局長・記者(元NHK記者)
3/19(木) 18:13


命を絶った近畿財務局職員 赤木俊夫さん(享年54歳)…妻提供

 冒頭の写真は、財務省近畿財務局の上席国有財産管理官だった赤木俊夫さん。4年前、2016年の文化の日に、上野の東京国立博物館で開かれていた篆刻家の小林斗アンの展覧会に夫婦で訪れた時の写真だ。屈託のない笑顔を見せている。

 篆刻や書道、音楽、建築と幅広い分野に精通すると同時に、職場では真面目で明るい公務員として務めてきた赤木さんの人生は、この翌年2月、森友事件で暗転。公文書の改ざんを上司に強要され、心を病んで18年3月7日、自ら命を絶った。享年54歳。55歳の誕生日の3週間前だった。

赤木俊夫さんの書斎は本棚に本や書の道具がびっしり(妻提供)
自死職員の“魂の叫び”にも財務相「再調査しない」
 この俊夫さんがのこした「手記」が、18日発売の週刊文春で初めて明らかになった。“遺書”であり“魂の叫び”であり不正を告発する文書である。これまで知られていなかった改ざんの経緯が生々しく綴られていた。

赤木俊夫さんが遺した手書きのメモ。赤線も本人が書いた(撮影・相澤冬樹)
 その反響は大きく、マスコミ各社が大きく取り上げている。「手記」を掲載した週刊文春は近年にない売れ行きを見せ、完売に近い状態だ。

 翌19日の麻生財務大臣の閣議後記者会見でも、この件について質問が出た。すると麻生大臣、「新たな事実が判明したことはない。再調査を行うという考えはない」と突き放した。

「もう一度調査してほしいです」
 これを知った赤木俊夫さんの妻、昌子さん(仮名)。ポツリと「悲しすぎます…」

 そして「麻生大臣は夫の上司やったのに、こんな扱いされるんですね。新事実がなくても、もう一度調査してほしいです。どうして調査してくれないんですか?」

 私は答えた。「調べたら自分たちに都合の悪いことがいろいろ出てくると思っているからじゃないですか?それ以外考えられないでしょう。『すべて、佐川理財局長の指示です』なんて、これまで出ていない新事実です。なのに『新事実がない』と言うのは、それこそ事実に反しています」

 すると…「(手記には)新事実あるじゃないですか。私はこんな説明、財務省の人から受けていません。なんで調査してくれないんですか?」

麻生さん、これ新事実ですよ。美並近畿財務局長が全責任を負うと言ったなんて(撮影・相澤冬樹)
組織の風土は「麻生さんの責任」
 さらに麻生大臣は、赤木さんが死に追い込まれた原因について「役所内の風土と結論付けている」と述べた。

 これについて昌子さん、「組織の風土が原因なら麻生さんの責任だと思います」とズバリ指摘した。

 その上で、「今でも本当のことを話せない状態なんですね。風土はまったく良くなっていません。このままだと、また死人が出ると思います」と気をもんだ。

遺書の「ありがとう」は「り」が涙でにじんでいる(撮影・相澤冬樹)
麻生大臣に来てほしい「再調査を直接お願いしたい」
 昌子さんは夫・俊夫さんの死後、麻生大臣に弔問に来てほしいと財務省の職員に伝えた。ところがその後、麻生大臣が「遺族が来てほしくないということだったので伺っていない」と国会で答弁しているのを見て唖然とした。「私、そんなこと言ってないのに…」

 今回の麻生大臣の「再調査しない」発言を知って昌子さんは改めて思ったという。

「やっぱり麻生さんに来てほしいです。トシくんの前でお参りしてほしい。そしたら私、直接麻生さんにお願いします。『再調査をしてください。なぜトシくんが亡くなったのか、私にわかるように説明してください』って」

 昌子さんの決意は固い。

「自分で決めてやったことなので大丈夫です。夫のことを思うと負けていられませんから。乗りきりますよ」

麻生財務大臣と安倍首相は遺族の願いにどう応えるのか?
 さて、財務省の最高責任者であり指揮監督権者である麻生太郎財務大臣は、亡くなった赤木俊夫さんの妻、昌子さんのこの発言にどう応えるのだろう?遺族に「もう一度調査してください」と面と向かって言われても、「再調査しません」と答えるのだろうか?

 そして安倍晋三総理大臣は、どう応えるのだろう?「財務省のことは財務大臣に任せる」のだろうか?でも安倍首相は麻生大臣の任命権者であり、政府全体に責任を負うのだが。遺族が再調査を望み、大臣が「しない」と突き放したら、それを放置するのだろうか?

【執筆・相澤冬樹】

●週刊文春の記事は以下のサイトで読めます。

文春オンライン:https://bunshun.jp/articles/-/36667

夫のことを思うと負けていられない(赤木俊夫さんの妻提供)

相澤冬樹
大阪日日新聞編集局長・記者(元NHK記者)
1962年宮崎県生まれ。1987年NHK記者に。山口、神戸、東京、徳島、大阪で勤務。神戸で阪神・淡路大震災を取材。大阪でJR福知山線脱線事故を取材。大阪司法記者クラブ担当の2017年に森友事件に遭遇して取材を進めるが、2018年記者を外されてNHKを退職。この時の経緯を「安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」(文藝春秋刊)という本にまとめた。現在、大阪日日新聞に務めながらYahoo!ニュースをはじめ日刊ゲンダイや週刊文春など様々な媒体で記事を書いている。

fuyu3710
fuyuki.aizawa

 

 

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4 コメント

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Unknown (suterakuso)
2020-03-20 10:16:08
私も力がないながらも何かできないかと思っています。もう一度情報収集、問題の整理、そこからの私たちのすべきことの訴えができたらと思っています。

現時点で事件の経緯がよくまとまっていると思われるのは、次の記事でしょうか。

森友問題は終わっていない 時系列で振り返る一連の経緯
https://www.asahi.com/articles/ASLD63VMCLD6PTIL00V.html

この記事から分かる重要なことをあげると、次のようなことでしょうか。

●森友学園への土地売却は他に例がない格安なものである。また、その手続き等も他に例のない異例なものである。
●土地の評価額をめぐり、もともとの評価額が適正でないという主張もあるが、まさしく、その評価額や売却手続き等について、森友学園が、安倍首相夫人昭恵の名前を出して、近畿財務局に圧力をかけた。
●森友学園と昭恵との間に、世間的に見て、個人的な深い関係があったことは明らかである。
●森友学園から「昭恵付きの政府職員」を通しての財務省への「問い合わせ」があったことも明らかになっている。
●この問題が報じられ、国会で自らの責任を追及された安倍は、「私や妻が関係していれば、首相も国会議員も辞める」と答弁した。
●財務省理財局の佐川宣寿局長(当時)は「撤去費用は適正に算定されたもの」「政治家の方々の関与は一切ございません」「価格を提示したことも、先方からいくらで買いたいと希望があったこともない」と説明した。森友学園との交渉記録は「廃棄した」と答弁した。
●佐川が国会で土地取引について「適正」などという答弁を繰り返していたころ、財務省は決裁文書を改竄した。「本件の特殊性」といった文言や、昭恵や政治家についての記載などが削除された。また、佐川により廃棄したと答弁されたが、実際には廃棄されていなかった交渉記録を、廃棄した。
●この1か月後に佐川は国税庁長官に昇進した。
●財務省の文書改竄等が発覚し、改竄は佐川の主導とされ、佐川は国税庁長官を辞任し、20人が処分された。
●大阪地検特捜部は土地取引や改竄などについて捜査したが、捜査対象とした佐川ら38人全員を不起訴処分とした。
●会計検査院や検察は、土地の値引き後の評価額が不適切だと評価していない。(※→記事には書いていないが、よって、値引きの経緯については、つまり、安倍昭恵の関与とその罪については、検査や捜査の対象にはなっていない。)

さて、あらためてまず言うべきことは、どう考えても安倍は首相にふさわしくない、ということでしょう。もちろん、そもそも人間として最低ではないかということもありますが、それはおいても、このような悲劇の引き金――これは不慮の事故などではない――ふつう保身のためにあんな答弁などしない、そもそもそのような答弁が必要なことを放置しない、官僚にこのような圧力がかかる雰囲気もやはり安倍の場合にはとくに異常だ、この雰囲気こそが安倍の積み重ねた業により打ち立てられたものだ――になったにも関わらず、未だ何の責任ある行動もとらない人物が、首相にふさわしいわけがない。このことを、私たち一人一人が折に触れてしっかりと声に出すこと、それがなによりだと思います。


もう一つ、これだけでこの腐れ政権をゆるせない発言にもメモを。

佐川氏の人事は「適材適所」 改ざん職員遺書報道で菅氏
https://www.asahi.com/articles/ASN3L3DVLN3LUTFK005.html

本当にゆるせない。
再調査? (ゴメンテイター)
2020-03-20 16:51:27
再調査はしないって、そもそも一度でも調査をしたんですか?
安倍し「関係していたら、総理大臣も国会議員もやめる」の直後、大阪入りしていた、田村・国有財産審理室長は、安倍昭恵氏、籠池氏から… (nanijiro-i)
2020-03-21 10:08:48
田中龍作氏が、こんな記事を書いているのをウェブで見た。
カメラが捉えていた 安倍首相答弁の直後、財務省幹部が改竄のため大阪入り
〈「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員もやめる」・・・2017年2月17日、安倍首相が国会で答弁した。
 この日は金曜日。土日をはさんだ後の21日、大阪の近畿財務局に本省の理財局国有財産審理室長の姿があった。田村嘉啓氏だ。田中龍作のカメラが捉えていた。
 田村国有財産審理室長は改竄を陣頭指示していたとされる人物だ。改竄作業を苦に自死した近畿財務局職員の赤木俊夫氏の手記にも登場する。
(中略)
 訴状によれば、田村室長は佐川局長の指示を受け、将来的に決済文書の公表を求められる場合に備えて記載を直す(改竄する)必要があると認識した。そして近畿財務局に指示した。
(中略)
 2017年2月21日、田村室長は乗り込み先の近畿財務局で民進党調査団のヒアリングに臨んだ。隣席に赤木氏の直属の上司である池田靖・国有財産統括官を置いていた。〉

 この田村嘉啓氏こそ、昭恵夫人と森友学園との関係を、その働きかけと影響力を、直接に、もっとも体験していた人物だった。
 週刊朝日のおととしの記事から引用する。
〈本誌が独自入手した文書には、18人の名前が記されていたが(中央写真)、驚くべき人物が2人いた。一人は昭恵夫人付職員だった谷査恵子氏が森友学園の意を受けて国有地の値引きなどを問い合わせた田村嘉啓国有財産審理室長(当時)だ。
 谷氏が田村室長とコンタクトを取ったのは15年11月で、同5月末に森友側への貸し付けが認められた国有地の賃料が高すぎるなどと値下げを交渉したことはすでに明らかになった通りだ。
 すると16年3月には国有地から新しいごみが大量に見つかったという理由で、田村室長が籠池氏と面会。同6月には、籠池氏に「神風が吹いた」と言わしめた8億円の値引きが実現し、土地売買が成立した経緯がある。大蔵省理財局で働いた経験がある大串博志衆院議員はこう言う。
「谷さんは首相秘書官など官邸にいる財務省出身者に、田村室長をピンポイントで紹介してもらっているはず。田村室長の心理としては、官邸から話があった昭恵夫人案件であったことを局長ら幹部、決裁権者たちに伝えないわけがない」〉
(財務省の改ざん文書決裁リストにあった驚くべき官僚2人の名前
https://dot.asahi.com/wa/2018052200030.html?page=2
赤木さんをめぐる森友の情況 すこし気のついたこと (nanijiro-i)
2020-03-28 23:23:23
2017年から2018年初めにかけて、赤木さんを自死に追いやった状況を日付からみると、複数のことに気づく。
それを書きたいが、前のコメントに書いた、田中龍作の記事で、2017年2月17日(金曜)に、安倍しが「関係していたら、総理大臣も国会議員もやめる」。土日をはさんで、21日に田村国有財産管理室長が、大阪にあらわれていたという話があることと、その9か月後とには、ある共通点が。
〇11月
同年11月20日(月曜)に、会計検査院は、大阪航空局がごみの算定に使った数値について「十分な根拠が確認できない」という報告書を出す。
ここで、目をひいたのは、上の2月17日と同じく11月17日も金曜日で、その日は、赤木さんに、検察による最初の接触があった。まるで、2月の国会からの動きを鏡で映したかのように。
〈職場を通して事情聴取の要請だ。事情聴取は、容疑者扱いの取り調べとは違うのだが、不正な改竄に関わった自覚のある俊夫さんには同じように感じられただろう。昌子さんは当時の様子について「震え上がっていました。怖くて怖くてしょうがない感じでした」と話している〉
その4週間前は、総選挙だった。自民党は圧勝。与党は計313議席。憲法改正発議に必要な3分の2を獲得する。希望の党騒動のなか民進党は分裂した。
この圧勝を背景に、11月14日には、林文科相が、国家戦略特区を活用した学校法人「加計学園」の岡山理科大学獣医学部新設を認可。翌18年4月の開学が決まる。加計問題は、認可という点では、来るところまでは来てしまったのだった。
そして、この17日、特別国会の冒頭の所信表明演説で、安倍しは、憲法改正について与野党の議論が進展することを「確信している」と述べ、強い期待感をにじませる。
森友の会計検査院報告書も、「9月総選挙の直前に、財務省と国交省が政権のデメリットに配慮して、官邸ぐるみで文書の隠蔽など国会対応をいかにごまかすか密談していたというのだ」などと報じられた。そして、その公表も遅らせたのだといわれた。その公表に先立って、2月とは正反対の時間の関係で、赤木さんへの接触がはかられたことになる。会計検査院報告書の公表に先立って、赤木さんに責任を負わせて幕引きへ向かわせようとしたかにも見える。
森友問題 検査院報告対応の協議文書が残されるhttps://mainichi.jp/articles/20180530/k00/00m/040/123000c
これについては、精神科医の香山リカが、こうツイートした。
〈複数の事業所で精神科産業医をしてますが、週刊文春の記事通りとしたら、赤木さんがうつ病に追い込まれたプロセス、そして休職中にもかかわらず検察の電話聴取が行われたことなど、雇用主は安全配慮義務違反を問われてもやむをえない事例かと思われます〉
このツイートにある「電話聴取」は、12月25日。ドクターストップがかかっているのに「携帯に電話をかけて20分間も話したのだという」。「これをきっかけに俊夫さんの病状は極端に悪化した」。
また、11月23日には、7月に逮捕された籠池氏の保釈請求が却下されていたことが判明する。籠池氏も、この森友問題が籠池氏の問題に矮小化させられようとした人物だった。
さらに、10月11日、テレビ朝日「報道ステーション」の党首討論で、安倍首相が、「籠池さんは詐欺を働く人間。昭恵も騙された」と発言したことも、記しておこう。
(なお、2年前の11月17日といえば、谷査恵子氏が籠池理事長の問い合せの内容にFAXで回答した日でもあったのだが、)。
〇6月~7月
 4月11~13日の会計検査。11日、12日、退庁時間22:50。13日、退庁時間03:10(朝帰り)。「検査院応答録 修正作業」。「絶対うまくいかない。絶対(検査に)合格しない。絶対もう1度ある」(赤木氏)
 4月28日 森友学園の民事再生法の手続き開始(3月23日の籠池・証人喚問から1月あまり)。
 6月19日 大阪地検特捜部、森友学園事務所などを家宅捜索。
「大阪地検特捜部は、森友学園問題の疑惑の核心である国有地の低額譲渡について徹底捜査を尽くすべきであり、真っ先に強制捜査すべきは近畿財務局であろう」との世論。
 6月23日 人事異動の内示。赤木氏以外の全員が配置転換、赤木氏のみが残される。かつ、森友問題関連の資料がすべて処分されてなくなっていて、「それがとにかくショックやった」。
 6月28日 18:30 特捜部来庁。「これが資料の任意提出を受けに来たのだとしたら、その直前に関係資料がなくなっていたことは、どうとらえればいいだろう」(相沢氏)。
 7月1日 都議選の最終日に行われた安倍首相の初の街頭演説に、籠池氏現る(秋葉原)。
 7月10日 大阪府議会で籠池前理事長を参考人招致。
 7月13日 森友学園への国有地売却問題で、弁護士や学者ら246人が、財務省職員ら7人を背任容疑で大阪地検特捜部に告発。
 7月25日 衆議院・閉会中審査。大串博志議員「加計学園が獣医学部新設を特区で認めてもらいたいと申請していることをいつ知ったか」。安倍総理「今年の1月20日」。
 7月27日 籠池泰典夫妻、府から補助金を不正に受給した補助金適正化法違反等の容疑で大阪地検から事情聴取さる。
 7月31日 大阪地検が籠池夫妻を逮捕。
 こういうなかで、安倍しは「もり・かけ」の責任を認めない答弁を強弁し、森友では籠池氏の問題という方向への矮小化が図られ、一方で、財務本省ではなく、近畿財務局、同局では赤木氏に責任がかぶせられていこうとされた。
 この時期に起きていたことと重ね合わせると、赤木さんの情況がより理解できるような気がして書いてみた。
 第三者委員会による調査を求める署名がはじまった。わたしも署名したいと思う。

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