「もう乾坤一擲の勝負だと思って、特に野党間の連携は、やっぱり長男である第一党がいろいろ飲み込んでまとめていくということ」

立憲民主党の野田元総理はきのう、BS-TBSの『報道1930』に出演し、自民党の派閥による裏金事件や相次ぐ不祥事などから、「政権を取りに行く最大のチャンスを迎えている」との認識を示しました。

その上で、政権交代のためには、日本維新の会を含む他の野党との共闘が重要だと指摘、政治改革や教育の無償化といった共通する政策で合意し、次の衆院選で野党間の候補者を調整できれば、自民党の一部との連携も視野に入ってくると述べました。

 

 

立民・野田元首相、維新と候補者調整「地域ですみ分け」

2024年3月18日 16:20 [会員限定記事]日本経済新聞

立憲民主党の野田佳彦元首相は18日収録のBSテレ東「NIKKEI 日曜サロン」で、次期衆院選に向け日本維新の会との候補者調整が必要だと主張した。「地域的に強い弱いがある。ある種のすみ分けはしょうがない」と述べ、立民と維新のそれぞれ強い地域で候補者を一本化すべきだとの考えを示した。

「立民が関西で立てても負ける可能性がある。維新が関東に立てても負けてしまう。ぶつかり合ってもしょうがない」と語った。調整について「公示になっても選挙期間中に入ってもいい。やり続けて10でも20でも拾うと全然違う」と語った。

多弱状態の野党は自民党派閥による政治資金問題を巡る政治改革を通じてまとまる必要があると訴えた。「政治改革でまず大同団結する必要がある」と述べ、政治資金規正法改正案の共同提出を提起した。